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今回の重錘衝突実験は、落石防護網実物大実験の分野では最大となる677k
Jの運動エネルギーを発生させ、重錘に対する落石防護網の捕捉性能を検証することができた。
実験方法
・重量3.6tの重錘を高さ22mの位置から、レール上を走行させた後、
落石防護網に衝突させた。
・現実に発生する落石を想定し、落石防護網にはたらく荷重が大きくなる
場合に対応できるよう、重錘をできる限り水平に衝突させた。
検証項目
・重錘がネットに衝突した時に、水平方向の運動エネルギーの大部分を吸収
し、重錘の落下方向をネット内で下方に変えることができるか。
・ネットの裾部まで重錘を安全に誘導できるか。
・ネットの裾部で落石を安全に停止させることができるか。


落石防護網仕様(拡大表示)
特徴 その1
高強度の鋼線を使用してネット自体の強度を高めた。
特徴 その2
大きな運動エネルギーを吸収するための特殊なエネルギー吸収装置を使用
した。
特徴 その3
ネット全体でエネルギーを吸収できるよう、ロープとネットの配置を工夫した。
これらにより、高強度のネットと各部材をバランスよく変形させ、大きなエネルギーを吸収することができる。

・重錘の運動エネルギー
目標とした運動エネルギー700kJに対し、これに近い運動エネルギー
677kJを得た。
・ポケット部ネットの作用
水平方向の運動エネルギーの大部分をネット全体で効率よく吸収し、重錘の
運動を減勢させ、重錘の落下方向をネット内で下方に変えることができた。
・ネット裾部までの重錘誘導
重錘の捕捉後、ネットは、ネットの裾部まで、重錘を安全に誘導した。
・ネット裾部における落石の停止
ネット裾部に施した落石抜け出し対策(ネットの折り返し)により、重錘を
ネット裾部で安全に停止させることができた。

落石防護網実験施設

実験を見学する参加者

重錘衝突の瞬間

重錘の停止状況